晴れて退院となりました

　2019年3月27日

　晴れて退院となりました。まだ治療は続くのですが、やっと自宅へ帰るこことができるという嬉しさで一杯でした。

　入院中は母が私の洗濯物を洗濯してくれました。叔母はスープや刻み食を作ってもってきてくれました。また、病院の先生、看護師さん、介護士さん、放射線技師さん、たくさんの方々にお世話になり入院生活を乗り越えることができました。感謝です。

　いつか私がしてもらったことを違う形でも恩返ししていきたい、そう思いました。とはいえ、追加治療も控えていたので、気は抜けないけれどとりあえず少し休もうと思いました。

暖かいカフェラテを飲みました

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　2019年3月23日

　放射線治療が終了して10日がたちました。口腔内、喉の痛みがかなり落ち着いてきました。治療を始めてから熱い飲み物が飲めませんでしたが、この日はどうしても暖かい飲み物を飲んでみたい、そう思いました。

　院内のカフェへ行き、久々に暖かいカフェラテを注文し、ふうふうしながら飲んでみました。まだ味は感じることはできませんでした。カフェラテの熱で少し口の中が痛くなり、「少し早かったかな」と思いましたが、暖かさがお腹の中にしみわたり、残さず飲み干しました。とても満足で幸せなひと時でした。

　2019年3月22日

　退院日は3月27日にきまりました。腫瘍は3センチ近かったのが2センチほどまでちいさくなりました。さらに腫瘍を小さくするために追加の治療、補助化学を今後おこなうことになりました。

　補助化学療法は月の一度、抗癌剤投与を3クール、約3か月にわたりおこないます。

1クールで1週間から10日の入院です。

　ただ、今回の治療で私の白血球の数値が低くなっており、数値が低すぎると抗癌剤投与がおこなえないので、通院で週に2回の血液検査を行い、数値が上がるのを待って治療をおこなうことになりました。

　2019年３月15日

　治療を終えて数日たち、口腔内の痛みはピークを迎えていました。食事は全く効かない痛み止めを服用し、涙を流しながら根性だけで食べていたことを思いだします。

　上咽頭の腫瘍は、残念ながら劇的に小さくなるとか、消滅するということはなく、以前大きなままでした。大きさとしては3センチ近くあったようですが、ひとまわりは小さくなったようだとのことでした。

　週に1度はカメラで腫瘍の大きさを見ていましたが、いつも大きさは変わらず、がっかりしながら点滴棒ををしながら、でも来週は小さくなっているかもと思いながら院内の廊下を歩いていたことを思いだします。

　2019年3月18日

　首の皮膚の皮が劇的に回復し始めました。赤みが引き、新しい皮膚がはってきました。軟膏塗布は続いていましたが、保護シートは終了しました。

　2019年3月19日

　この頃から口腔内、喉の痛みのピークの終了を迎え、少しずつ痛みが和らいでいくのを感じました。

　2021年1月1日

　新年明けましておめでとうございます。新しい年を迎えることができてとても嬉しいです。そして牛年、年女。一歩一歩着実に今年も歩んでいきたいと思います。

　本日は札幌西野神社へ初詣。雪が降ってとても寒かったですが、歩いて行ってきました。我が家からは私の足で、あるいて20-30分程でしょうか。

今日は人はまばらですいていました。昨年の元旦はたくさんの人がお参りのためにならんでいたので、やはり自粛ですね。

　来年は安心して参拝できるようになりたいものです。良い一年になりますように。そして、一日も早くコロナが収束しますように。

　2020年12月31日

　今年もわずかになりました。また新しい年を迎えることができてとても嬉しいです。今年はちょっぴり昆布巻きや黒豆を作って、あとは札幌グランドホテルのおせちをお取り寄せしました。初めて食べるのでとても楽しみです。もちろん年越しそばも食べようと思います。食べることばかりですが。

　よいお年をお迎えください。

　2019年3月13日

　35回目の放射線治療が終了しました。これで予定されていた治療が全て終了しました。喉、口腔内の痛みのピークは放射線治療終了の1週間後にくるということでした。

　痛み止めはトアラセットという一番強い痛み止めを服用していましたが、それも効かなくなっていました。それ以上は医療用麻薬になると、説明書をもらいました。副作用としては、ふらつきや吐き気が出現する可能性があると記載されていました。

　トアラセットでの副作用の眠気と、抗癌剤の副作用の吐き気でつらい思いをしていたので、これ以上の薬による副作用は体に与えたくないと思い、医療用麻薬は使用しないと自分の中で決めました。

　今以上の痛みが来るのかと思うと恐怖はありましたが、「ほんの一時」と自分に言い聞かせて耐える覚悟をきめました。