癌宣告

 翌日朝一番で受診しました。「癌の可能性が極めて高い」という結果でした。それは「上咽頭癌」といい、鼻腔の奥にできる癌であること。そこに腫瘍ができると耳と鼻をつなぐ官が閉塞し、片耳が詰まったような感じになったり、聞こえずらくなったりすること。腫瘍は手術でな取り除けない場所にあること。治療は他病院で、放射線治療抗がん剤を主に行うこと、など説明を受けました。

 突然目の前にグレーのフィルターがかかり、世界が暗くなったような気持ちになりました。それでも、「癌の可能性が極めて高いということは、癌ではないかもしれない」という希望もわずかにありました。

 紹介状を持ち、他病院を受診することとなりました。